そこそこ便利でそこそこ田舎。「地方都市で暮らす」という選択肢

子供を伸び伸び育てたい。ゆとりを持った生活を送りたい。
そんな思いを抱いて地方移住を検討する人が増えてきています。テレワークの普及に伴い、以前より地方移住はもっと身近な事になりました。本やTVで特集を見る事も多いですよね。

そんな方に向けて、「地方都市で暮らす」事の良さを伝えたい。本当の田舎ではなく、そこそこ便利な田舎、地方都市。実際に新潟市に暮らす私が感じた良さをお伝えします。

目次

都市部在住者がいきなり田舎で暮らすと感じるストレス

想像以上に不便

都市部での生活はかなり快適。インフラも整っており、徒歩圏内でにスーパーや病院がある。そんな生活から急に田舎に越した場合、想像以上に不便な暮らしが待っています。

夫婦共働きで郊外に働きに行くのであれば車は1人1台必要。お店が閉まる時間も早いところが多いです。雪の降る地方であれば雪かきが必須ですが、田舎になれば除雪車が通る頻度も減るでしょう。季節によっても様々な弊害が出てきます。

虫が多い

私の実家もかなり田舎なのですが、家の中に虫が普通に入ってきます。ありや大きい蛾が壁にくっついてる事もあります。梅雨の時期になればカエルの合唱の声が大きすぎて夜はうるさい、なんてことも。自然に住んでいる虫や動物と共存する事になるので、苦手な方は厳しいかもしれません。

近所の情報が筒抜け

小さい集落に所属すると、すぐに隣近所の噂が回ってきます。つまりは、自分の事もどこかしらから流れる事があるということ。もちろん嫌な話ばかりではありませんが、〇〇さんの家はうまくいっていない、〇〇さんのところは〇〇大学に受かった!などすぐに噂話が広がります。

周囲と全く関わりを持たなければ関係ないかもしれませんが、そうなると今度は変わり者扱いされる心配も。狭いエリアでの人間関係はなかなか難しいですね・・・

おすすめは2段階移住

移住したい田舎がある場合、その都道府県の中でも栄えたエリアに一度引っ越し、週末に何度も足を運ぶことをお勧めします。どの都道府県にも県庁所在地やある程度生活に必要な施設が揃っている場所があります。そこで暮らすのであれば、都市部からの移住でもある程度の利便性は維持できます。(とはいえ都内に比べたら劣りますが。)

最初からガラッと生活を変えてしまうと適応するのが大変です。ステップとしてはこちら。

①まず地方都市へ移住する
②週末住みたい田舎に足を運ぶ
③生活の様子や町の雰囲気を良く知る
④それでも気に入れば引っ越しをする

この流れがベストかと思います。

地方都市の暮らしやすさ

私は今新潟市で暮らしていますが、実家は駅まで徒歩1時間の田舎です。こちらに戻ってくるにあたり完全なUターンではなく、ある程度県内でも中心部を選んだ理由をお伝えします。

車が無くても生活できる

私は免許は持っていますが、車は家族で1台のみです。夫が以前から乗っていた車で、通勤に使っています。遠出が好きなのと実家に行きやすいので車は保持していますが、在宅勤務のため普段の生活において2台車を持つ必要はないかなと思っています。

今住んでいるところは駅まで徒歩10分程度、スーパーや薬局なども徒歩5分。自転車があればより便利ですがなくても困らないかなと思っています。滅多に乗らない車の維持費ももったいないので、お店や病院が近くにあるエリアを選んで正解でした。ただ、ファミリーの場合車1台はあった方が高度範囲が広がります。

周辺住人との関係も適度

現在の住まいはマンションなので、住人と合えば挨拶をしますがそれ以上のやり取りはありません。回覧板は回ってきますが基本的にポストに入れて回すだけで、玄関をノックするなどは無し。都市部では隣の住人がどんな方か分からないということもよくありますが、急に人との距離が近いエリアに引っ越すよりは生活しやすいはずです。

車で少し行けば大自然

車で2~30走れば海、冬はスキーができる雪山。温泉地も近くにいくつかあります。地方都市のメリットは、ある程度日常生活に困らずに週末は自然を楽しめる事ではないかと思います!これが一番移住してきて良かった点。高い建物もさほどないので空も広い。夫はずっと神奈川から出たことが無かったので、日本海に夕日が沈むということに感動していました。

きれいな景色や風景を家族で共有できる機会が増え、理想としていた生活が送れているなと感じます。

理想の生活を送るために、いろんなパターンを考えよう

「移住したい」と思うからにはそれなりの覚悟と理想があってのことだと思いますが、急にすべての生活が変わってしまうのはリスクがあると感じます。

もちろん田舎には田舎の良さがあり、それを否定するわけではありません。まず1段階地方に移り住み、そこから目的地に向かうというスタイルが精神的にも負担が少なくて良いかなと考えます。移住は人生においても大きな決断になりますので、希望するみなさんが少しでも望む生活になれるよう今後も情報発信していきます。

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この記事を書いた人

2021年4月に生まれ育った新潟にJターン移住。完全在宅勤務をしながらゆるゆると地方都市暮らしを満喫しています。副業でWebライターのお仕事もしています。

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