2021年4月に新潟市に移住してきて、十数年ぶりに雪国で冬を迎えるのんたんです。新潟市は比較的雪が少ないとされていますが、私の住んでいるところは市内でも山のほうなので周りに聞くと積もると言われるエリアです。
そこで今回は雪国への移住を検討している方、または転勤される方に向けて、どういった物件を選べば快適に過ごせるかをお伝えします。
戸建てor集合住宅?
物件によって色んなタイプがありますが、一番大きな違いは「戸建て」か「集合住宅」か。もちろん住むエリアによっては集合住宅が少ない地域もありますが、選択できるのであれば間違いなくマンションやアパートなどの「集合住宅」を選びます!
実際に我が家はマンションに入居していますが、考えていた以上にメリットがたくさんあります。戸建て賃貸という選択肢ももちろんありますが、なぜマンションが良いのかをまとめます。
雪国ではなぜマンションorアパートを選ぶべきなのか?
駐車場に融雪設備がついている
物件にもよりますが、駐車場に融雪設備がついている事があります。雪国生活で一番の重労働は通勤前の雪かき。雪のない地方から移住してくると、この大変さに参ってしまいます。
融雪設備のある物件であれば、1から雪かきをしなくても車を出すことが出来ます。先日一度積もった際も、マンションの設備のおかげであわてる事なく出発できました。
雪下ろしの必要がない
一軒家だと屋根からの雪下ろしが必要になりますが、集合住宅は基本的に必要ありません。積もるエリアに住むとシーズンに何度も屋根の雪下ろしが必要となり危険も伴います。慣れていない方にとってはかなりの危険な作業となりますので、快適に暮らすのであれば集合住宅がおススメです。
室内が暖かい
こちらも物件の規模にもよりますが、うちはマンションの中でも真ん中あたりに部屋があるので両側を部屋に挟まれている事でとても暖かいです。実際にこれを書いている12/23現在も、朝起きてエアコンが入っていなくても室温が18℃くらいはあります。
ちなみに実家は築30年弱の一軒家ですが、遊びに行くとまぁ寒い。新しい住宅であれば設備も良く暖かい家も多いと思いますが、賃貸として出されている戸建ては築年数が経っているものが多い。隙間風や日当たりなど、冬の生活を考えて選ばれると良いかと思います。
集合住宅を選ぶ際のポイントは?
それでは、実際に住む集合住宅を選ぶポイントをお伝えします。
二重サッシかどうか
雪国の住宅では一般的ですが、窓のサッシが二重だと冷気を遮断してくれるので快適です。例えば内側の扉を開けたとき、間に溜まっている空気がひんやりするのを感じます。
二重窓はガラスとガラスの間にできる空気の層が内側と外側の温度差を小さくしてくれるので、結露が起きにくいというメリットもあります。
あまりに外の気温が下がりすぎて室内と温度差が生まれる場合は完全に結露しなくなるというわけではないので、マシになる程度で考えておくと良いかもしれません。
また、二重サッシだと外の音も聞こえづらくなります。線路沿いや広い道路に面したところだとより効果を実感すると思いますよ。
融雪設備があるか
先ほども記載しましたが、物件によっては駐車場に融雪設備があります。私が住んでいるマンションも12月に入り管理会社の方が点検に来ていて、先日の雪の際はとても助かりました。小さなアパートなどではついていないこともあるので、入居前に確認したほうが無難です。
もし融雪設備のない共有の駐車場だと、出勤時間の早い方や有志の方が朝雪かきをする事になると思います。
いつも自分だけやってるなぁ・・・
と不満になりそうな方は、あらかじめ設備のあるところを選んだ方がストレスがありませんね。雪国暮らしの長い方はお互いに助け合って手伝っているという印象です。
もし戸建てに住む際も、カーポートのある住宅を選べば雪かきも少なくて済みます。ただ昨年の大雪でカーポート自体がつぶれて車に被害が・・・という話も聞いたので、カーポートの雪おろしは必要になってきますね。
タイヤや雪かきの道具を保管できる場所があるか
車に乗る方は冬の時期スタッドレスタイヤに変更する必要がありますが、取り外したタイヤを保管しておく場所が必要となります。戸建てであれば敷地内においておけば良いのですが、集合住宅の場合は置き場をあらかじめ考える必要があります。
ベランダがあればベランダに置いて、タイヤを入れるサイズの物置のようなものがついているところもあるので、物件選びの際は合わせて確認すると良いですね。
都市ガスかプロパンバスか
住む場所によって、「都市ガス」のエリアと「プロパンガス」のエリアがあります。物件によってはガスストーブが備え付けてあるところもありますが、「プロパンガス」でガスストーブを使いつづけるとガス代が・・・(うちです。泣)
ガスストーブはすぐに部屋が温まりとても便利ですが、プロパンガスの場合はガス代に注意しましょう。私は節約のため朝起きてすぐから30分程度で部屋を暖めて、その後はエアコンに切り替えます。
日中一人で仕事をしているときはエアコンも消して、パネルヒーターにブランケットをかけてこたつのようにして過ごしています。
足元がホカホカするだけでとても暖かいですよ。
2階以上の部屋が空いているか
気に入った物件があった場合、理想は2階以上、上下左右の部屋に人が住んでいる部屋を選ぶとベストです。1階は地上の冷気が伝わりやすく足元がひんやりとします。また、角部屋もとなりに部屋がないので冷気が伝わりやすくなります。周りを部屋で囲まれていると暖かく、暖房費を抑える事も出来ます。
私はテレワークで基本1日家にいるので、暖房費の節約がミッションです!
雪に慣れていない人ほど集合住宅がおすすめ
赴任や移住、様々な理由で雪国生活をスタートさせる方がいますが、経験のない人ほど雪にストレスがかからない環境を選んだ方がよいと感じます。
もちろん数年に一度の大雪などに当たってしまえばどのようなところに住んでも影響を受ける事にはなりますが、管理会社や大家さんが管理してくれる物件のほうが安心かなと思います。
とはいえ、大家さんが雪かきをしてくれるわけではないので、必要に応じて除雪をすることになります。今年も噂によると大雪の予想・・・ひどくならない事を願いつつ、久しぶりの雪国生活を楽しもうと思います!
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